昨日の愚行の火種は一昨日にあったのではないか。
一昨日、何かと重宝するSkypeで家族と会話。本当に便利な世の中である。時差の問題を除けば、簡単に顔を見ながら話ができるのである。ネット社会万歳である。しかーし、顔を見ながらというのは、包み隠さず相手の様子を知るということであって、電話であれば、鼻くそ掘りながら、適当に話をする なんてことを相手に感づかれることなくすることもできるが、「テレビ電話」というものはそれができない。それだけに、悲しい現実を知らされることもあるのである。相手の表情、様子を知る権利はあっても、そういうことを知らない権利というものはたまには必要なのである。
なぜか? 息子様。つい一週間前までは 「おとうしゃん」 なんて可愛いことを言って、 「おう可愛い息子よ。ずいぶん言葉もしゃべって、うんうん、成長、成長」 なんてこっちを喜ばせていた。のにである。一昨日。ほぼ画面上のワタシは空気以下。全然興味を示さない。いわゆる 無視。空気は無いとしんじゃうけど、画面上のワタシは有っても、無くてもし死にはしないから空気以下。
一方的に前向きに考えれば、これは 「自立心旺盛」。一歩譲って 「親(父)は無くとも子は育つ」、否定的に捉えれば 「父、そんな存在知りましぇん (息子談)」 ではないか。少々ササクレだっちゃったが、順調無事に身も心も成長していることは垣間見れて、それはそれで納得安心したのも事実であり良しとしよう と前のめりに考えることとした。
そういうわけで、少しササクレだった心を落ち着かせるために、BC Royal Museum (http://www.royalbcmuseum.bc.ca/) のTreasures展へ(www.royalbcmuseum.bc.ca/Treasures/)。 今月までの展示であり、前から行きたいと思っていたのだ。入ってすぐは、アフリカで発見された石器のナイフというか武器というか(事実は作った人しか知らない)。その横は Rosetta Stone。かの大英博物館の協力の基行われているので、この展示は実現したのであろう 5年前に大英博物館に連れられるまま行った時、「まぁよくもまぁありとあらゆるものを集めて(搾取して?) るもんだ。大英、帝国主義って凄いもんだ」 と思ったなぁ。Rosetta Stone と5年ぶりの対面ということになる。
個人的には
- エジプトの蛇とか、猫とかの顔をした二足歩行(下半身は人間)の神様達。
- ミイラの大きさは130cm程度しかないが、当時の人間はそれが標準なのか(水気が無くなって縮んでも、骨格は変わらないだろうから)。
- 1600年頃のアフリカの人形が鉄砲(火縄銃)を持っていたこと。アフリカ=原始的生活はイメージ専行もいいとこだという事実。少なくとも 「鉄砲」 の歴史は、日本とそれほど変わらないんだねぇ。
- インドの神様の横でポーズをとっている女性像があまりにもムチムチして官能的。神様困らないだろうか。
- パキスタンで見つかった仏陀の像がとっても素敵。
- インドの神様の顔。説明文では「サル」と書いてあるのに、犬にしか見えないが可愛い。
- 綺麗なもの(色とか形とか)を綺麗と思う感覚は、2000年以上の歴史の中で殆ど変化していない。今も綺麗と思えるのだから。
- 紀元前に絵を描いたり、3次元的に造形したり、エジプト、メソポタミア、中国、ローマ。その頃日本人は。。。「ウホウホ」 原始的な生活だったんだろうなぁ。
その後、ささくれ立っているので後先考えず歩く。7時間。博物館を出て、海沿いにとにかく歩く。安定した重たい腰を持つオトコであるが、持ち上げてしまうとどっと進んでしまうのである。行き先はないけど、時間はあるのである。海は綺麗だし、天気もいいし。
気が付いたらUpland Parkまで来ていた。ここに着いたのが15時半。日没は19時前なので、ここでUターン。意外と冷静。同じ道っていうのが気に食わないけど、景色はいいので妥協。Upland横のビーチでは20度程度の気温とこっち特有の冷たい水温であるにも関わらず泳いでいる子がいた。ビキニで焼いている娘もいたりして、目に優しい。とても。ゴルフ場ではやる気があるのか、ないのか軽い感じで、楽しそうにゴルフしている人を横目で見た。あんなんだったら、ゴルフも楽しいのかもしれない。Ogden point に着いたのが17時半。時間はあるので、長い防波堤を歩いて渡ったら、風がびゅーびゅー冷たい。そんな中渡っている「好き者」は結構いた。ちょうど、隣に停泊していた客船が出航する瞬間に立会った。夕日の中出て行く船は中々良いもの。しかし、不景気とかいいながら、あんな船に乗る人間はいるわけで、世の中何がなんだかわからない。
その後、博物館の年間チケットを購入していた自分は、復習のため再度Treasure展へ。午前よりも人出は少なく良かった。昨晩10時までやっていたのだ。公共施設であるのにこのサービス。日本でもこんなことしてくれたら、博物館とか美術展は身近になるのではないか。
夕日を見ながらとことこ歩いて家へ。結果7時間の歩き。大体頭の中で思っていた距離(40k弱)がGoogleで計算されて納得。足の大きな筋肉疲労は無いけど、股関節周りの内側が張る感じ。朝起きて筋肉痛出るかなと思ったけど、それも無し。明日以降出る可能性も懸念されるが。
周りで 「負けないで」 を合唱してもらったら24時間で100kは歩けそう(走るのでは無いことに注意)。今回、休憩無しで歩き続けたわけで、あながちこの想像は外れていないと思う。「24時間」走らなきゃ、100k程度ならば、武道館まで故障無く到着できるのでは。
というわけで、一昨日のテレビ電話が火をつけたのかどうかはわからないけど、歩いた歩いた7時間。気持ちのササクレ。無くなって。。。無い。
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