しばらくして、ガシャガシャとガラスが割れる音やら、hold onとかいう声やら聞こえる。それが一定時間毎にして、しまいに普通の出来事になってしまった。ドンパチと乾いた危ない音はしないし、窓から見える隣の建物の天井では、おじいちゃんが普通にペンキを塗っているし、のどかなのだ。会社では、同僚が階段を駆け上がり「hold on!」とか言って遊んでいるし本当にのどか。外の喧騒は昼過ぎまで続いたのだけど、同僚に「あれなんなの」と聞くのも面倒というか、たまたま忙しかったので、なんであんなことになっていたのか聞かず。あの光景が起きた理由は今もってわからず。
帰り道、その家を見たら、道路にそった電線から家に張られた線は切られ、窓ガラスは破られ、代わりに合板の板で割れた窓が塞がれていた。只ならぬことだったのだろうけど、社内も外も普通だったし、何が何だかわからぬまま帰宅。
そう言えば、朝エレベータで一緒だったおにいちゃんと同じ靴を履いていて気まずかった。相手も私の靴を見、こちらも相手の靴を見で、目線がクロスしているのをお互い感じてしまったあの空気感が気まずかったのだ。靴が一緒だったのは仕方ないにしても、靴の色の落ち具合も似ており、とてもとても相手の靴を意識せざるを得なかった。昨日聞いたpodcastの「考えない」境地にはほど遠い、相手を意識し ああもない、こうでもない と考えてしまうのだった。無我。。。なんて無理だ。凡人のワタシは。
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