2010年8月7日土曜日

口十

冒険家/登山家の栗木氏が出演しているポッドキャスト版「学問のすすめ」を通勤中聴く。どっかで既に聴いたことがあるような気もしたけれど、「できそうに無いことも、言い続けることでできる気になる」そして「たいていできてしまう」ということを言っていた。氏は無酸素で8000m級の山を登っている人で、体力も普通、お金も無い環境から、言い続けることで良い意味の「自己錯覚」を起こして、人の力を取り込みながら課題/夢を自分の身を使って叶えているのだそうだ。自分よりもずっと若い彼のその心意気とエネルギーに嫉妬した。何回くらい言い続けると良いかとのインタビュアーの質問に「十回」「ナゼ?」「口に十と書いて叶える」「十一回じゃダメ?」「ダメです。一が増えると吐くになるから」というやりとりは、既にネタの領域の舌の滑らかさでさらに嫉妬した。

全体的に思えたのは、人ができない、やらない、やれないようなことを(努力の過程を経て)した、してきたような人の言葉、話はお坊さんの高いレベルの説法に近いなぁということ。オリンピックでメダルをとった選手も驚く程響く言葉を競技終了後のインタビューでするが、あれもそうだ。オリンピックで感動したインタビューでは、柔道女子の阿武選手(アテネ)、400mリレー末次選手(北京)のは個人的趣味で2トップである。

「強い酒を口に十杯入れたところまでは覚えているが、十一杯目以降は記憶に無く、次の日二日酔いで吐き続けた」というような経験にありそうなつまらないことしかワタシには話せない。やっぱりとことん普通、または、それ以下の自分である。

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