車で珍しく出勤。先週の展示会荷物が車に乗りっぱなしで、それを会社に戻すため。外は大粒の雨混じりの天気かと思ったら、青空が垣間見える朝。フロントガラスから前方を眺めるとそこには、虹。それも、左右の地平線を跨いで完全に半円を描く完璧な虹。驚くことに、その虹を跨ぐ虹が。つまり、二つの虹が前方に掛かっているのだ。雨粒と太陽が織りなすこの自然現象。プリズムによる分光と同様などと理科で習うが、二つの虹ができるそのメカニズムを知りたい。回折で説明が付くような、付かないような。そんな科学的な思考よりも、情緒的に、目の前に現れた今までに見たことの無い「二つ」の虹に声も出せず、見とれていたのであった。といっても、信号待ちの時だけで、車運転中は見とれることはできなかったけど。
こっちに来てから、虹を多く見ている。現実、そして未来は虹色。というのは思い過ごしか?
厳寒の先週から、少し温度が上がったビクトリア。一方で、日本は寒波が訪れ、嫁さんの実家近辺では1m弱のどか雪が降ったらしい。嫁さんの話では、実家のぶどう畑にあった「カマキリの卵」が例年に無く高い位置に産みつけられていたそうだ。これは、こちらに戻った11月下旬に聞いていた。今年は雪が多いかもしれないね なんて、その時に言っていたのだ。そしたらこれである。カマキリの卵と積雪量、ミツバチの行動と天気とかの因果関係は子供の頃から聞いたことがある。そのあたりの科学的に客観的に検証されているかは知らないが、自然の中で逞しく生きなければならない生物には、未来を予測できる能力が本能的に備わっていても可笑しくは無い。
情緒で楽しんだ虹。そして、カマキリの卵の位置と積雪量。ちまたには科学がゴロゴロしている。前者はスーパーコンピューターが無くても、鉛筆なめなめで計算できそうだし、後者は観察/計測とやはり鉛筆なめなめで統計的に客観解析ができそう。スーパーコンピューターがなければ科学できないわけでもない。それが無い時代に素晴らしい理論(例えば、アインシュタインの業績)も生まれたわけである。日本でも戦前戦後に朝永さんや湯川さんらの理論も生まれている。コンピューターが無ければ無いで、みんなもっと頭を使って科学は後退しない? なんて無責任に言うと怒られるか。。。
などと、虹とカマキリの卵から考えるのであった。
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