走ってみた。といってもかなりスローなジョグ。一周10km。ルートは平坦なので思いのほか楽。この距離、そして素晴らしい景色。樹々。ランナーの数はそこそこ多い。
走ったり、歩いたりする時、あれこれ考え、そして、なんだか良さそうな考えが浮かぶ。浮かんで、そして、消える。あの良い案はどこに消えたのか。思い出そうにも思い出せない。その時は。経験上わかっているのだけれど、時間を経て消えた記憶が蘇ることがある。その考えは消えていたはずなのに、なぜか「そうそう、あのとき」とかいって蘇る。消えていない。ただ、思い出せないただけなのだ。
歩いたり、走ったり、その時、時間を忘れている。時間は忘れるが、そこで考え浮かんだ面白いことは時間を、かなり -数ヶ月以上- 経て蘇る。蘇るのは考えた頭の出来事だけではない、その時の身体の動きや疲労度、そして、空や海の色、樹々の緑や倒れた木に生えたキノコだったりもする。
そんな記憶の蓄積こそ、自分にとっての豊かな幸せなのではないか。
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