2009年9月7日月曜日

びくとりあ なう

6時前,起床。息子,比較的快調な目覚め。起きて直ぐ,あれこれ遊ぶ。主にじいちゃんと。じいちゃんの背中は悲しげだった。可愛い孫がまた居なくなっちゃうので。

8時頃からは,息子は水遊び。外の水道で庭水掛用のシャワーで遊ぶ。シャワーが花火に見えるようで,「ばん ばーん」 なんて言いながらだった。そして,上下の服はぐちゃぐちゃに。それが嫌なので脱ぐという。オムツを身につけるだけで,水遊びを続ける。外も暖かいし,近所の方々もこういう子供の姿に寛容であると思われるので,そのまま遊ばせる。それでも,さすがに裸は気になるので,ランニングを着せてみると,益々やんちゃ坊主に見えた。

新幹線に乗って東京に出ないとはじまらないので,母に最寄り駅まで送ってもらう。新幹線は指定席を買ったが,指定席よりも自由席の方が空いているという 「ねじれ現象」。混雑する指定席で気を使うよりも,自由にしていたいので,座ることなく 「自由席」へ。息子は熱海までがんばれたものの,眠気が出て,熱海以降は駄々っ子。でも,迷惑のかからない連結部で宥めるだどして,どうにか品川まで到着。

品川から京急に乗って羽田へ。この京急の車内が最悪だった。我々は狙いをつけたわけでなく,たまたま 「優先座席」 前に乗り込んだのだけど,「優先座席」 は満員。決して優先されるべき老人,妊婦さん,赤ちゃん,幼児連れではない人達が。みんな,乗り込んだ時は話していたのに,我々が近くに立ち始めたら,全員目を閉じた。そして,目を閉じているのに,まぶしいらしくて 「優先座席」を示すステッカーが貼ってある窓のブラインドが下ろされた。不思議だ。私には 「ここは優先座席でない」 とでも言いたいようにしか見えなかった。

息子は眠気もあって駄々っ子。旦那は戦力にならず,嫁さんは必死にだっこしてナダメルのだけど,中々上手くいかず。その時の冷たい空気といったら,下車したいと真剣に思った。我々の実家周辺や,住んでいた関西では,遠く離れた所からでも声を掛けて席を譲ってくれる人がいたし,優しい声を息子にも僕らにもかけてくれることが普通だった。その人々の年齢層も,子供から老人まで広かった。そして,今住んでいるビクトリアは 「老人と子供に優しい街」 なのだ。

「だのに~なぜ~」 こうなの? 我々の中では完全に東京の地位は崩壊した。人情もない機会 機械人間ばかりの場所に見えたのだ。世間は 「世界の中心で愛を叫ん」 だり, 「愛は地球を救」ってくれたり,「愛,あい,アイ」 「愛」 「涙」 が大好きなのに,「愛」もバーチャルなんだね。それも,世間では,若い世代がバーチャル世代なんて言われる傾向にあるけど,実際は広い世代がバーチャル,「人ごと」 なんだと思った。これが地域限定,「東京」 だけであると信じたい。少なくとも,うちらの実家の周りと関西は違ったし。

「キレル」人の増加が問題になっているが,これはこの何ともいえない殺伐とした世間の空気が作っているように感じるのですが。報道で世間も 「キレル人の増加=怖い社会」 と叫ぶばかりだけど,それを作っているのは紛れも無いこの世知辛い世の中,そして我々自身なんだなぁ と 「人ごと」 に感じた次第です。あと,少子化は経済だけの問題ではない。この空気も一因ではないかとも思うのであります。

15分少々が永遠に思えた羽田までの移動。15分で大嫌いになった東京。そんなことを愚痴る暇も無く,嫁さん,息子はチェックイン。息子はANAのロゴを一杯見つけて大喜び。時間は少し余裕があるので,お茶。その後,私は成田へ。初めての高速リムジンバスで。嫁さんの別れの言葉は,「死なないでね」。不吉な。「ボクはしにましぇん」

バスだし,渋滞に巻き込まれたらどうしよ。と思ったけど,すんなり到着。60分強。3000円也。7時の飛行機に乗るが,到着は4時。3時間も空き時間。チェックインして,文庫本を買って,登場口前の椅子で読書。小腹が空いたので,売店でなにか買おうと決意。日清カップヌードルが300円。カレーが730円。生ビール740円。。。開いた口がふさがらず。高い。150円の「小さな」アンパン,水を購入し,一口大にちぎりながら食べる。一口のために50回以上噛む。そして,満腹中枢を刺激して,小腹を満たすことを試みるが,空腹が勝って50回以上の目標前に飲み込んでしまう。結果失敗。カナダに行く際,いつもつかうこの売店。いつも買うもんかと決意するが,買ってしまう。高速で 「この先,ガソリンスタンドありません」 といわれて,それほど減っていないのにガソリンを入れてしまう状況に似ていなくも無い。

が,しかし,前回,ビクトリアに到着した際,気持ち悪くて3日寝込んだのだが,その前にここでリッチにサンドウィッチを買って食べていたことを思い出した。機内食を疑っていたが,ここのかもしれない。機内食は過熱してあるが,サンドウィッチはある意味 「生」。「もう二度と買うもんか」 と今度こそ硬く握りこぶしを握った。

18時30分頃,搭乗。マスクをつけたおばちゃんが,ものの見事に割り込み。インフルエンザ対策のためだと思うが,仲間と話をする際,きっちりマスクを外して喋っている。堂々たる割り込みも問題だが,意味の無いマスクは目障りなだけだ。実は既に感染していて,相手を油断させた上で,飛まつ感染をたくらんでいる。。。なんてことはないだろうけど,信用できないので,割り込みも黙認し,1mの間隔を空け,口をぎゅっと閉めて,鼻からちょっとだけ呼吸。

搭乗してみたら,3列並び席の隣の隣の女が携帯電話で話しまくっている。個人情報保護が叫ばれる世の中であるが,聞き耳立てずとも,すらすらと馬鹿デカイ,甘ったるい声でしゃべってくれるので,すらすらこの女の個人情報がすらすらとインプットされる。「19歳。最近時期を離して二人の男と別れており,そのうちの一人とここに来る予定だった。」 ということを,(多分,こいつを狙っているというか,こいつに操られているば~かな) 男 (太郎 [某有名私立大学在学中(ということまでこの女が大声で喋ってた) と喋っている。「飛行機から電話しているんだ」 と連呼しているのだから,注意せい ば~か な男。 そんなわけで,私が選ぶべき選択肢

  1. 注意する(罵倒する)
  2. 眠ったフリ
  3. だれかにすがる
  4. 念力で携帯を爆破する
1はしてもいいが,今後9時間の時間を共にすると考えると避けたい。キレられるのはいいけど,泣かれるのは最悪のシナリオだ。2. これはできない。最初,文庫本を読んで心を落ち着かせようとしたら,その内容が全く頭に入らないほど私は既に怒っており,眠ったふりなんぞできない。4.は試みるも失敗。ということで3を選択。キャビンアテンダントに声をかけて,注意してもらう。相手はその手のプロなんで。さすがプロ。英語だが,棘の無い注意。

が,一時止めるも電話。こんどは「実家」。実家のお母様にらしいのだが,このお母様 「今 飛行機の中なんだ」 という娘の一言に無反応で 「気をつけてね」 なんていっているらしい。だって,この娘 「『うん』 気をつけて行ってくる」 って言ったから。神経過敏になっているせいか,こいつの会話と情景が益々すらすらとインプットされてくる。こいつの携帯の電磁波で計器が狂って死にたくない。絶対に。ケチョンケチョンに怒りたいのだが,満員のフライト。席の移動なんてムリな状況では危険。再度,キャビンアテンダントにお願い。そして,止めてくださった。電話とメイルを。

が,が,離陸後,携帯の電源オンしてカメラで写真とってやがる。こやつ,電話,携帯しなけりゃいいとでも思っているのか? はぁ? アテンダントはシートベルトで固定されているので,仕方なしたかないけど僕が注意。「電源入れることが駄目で,電源入れると電磁波だすんだよぉ。電磁波で計器狂うと 気をつけても 行けなくなっちゃうかもしれないんだよバンクーバー」 と諭した。大人の対応と自画自賛していたら,電源消した後,睨まれた。そして,この娘はキティちゃんのアイマスクをしてネタフリした。キティちゃんは,こっちを見てニッコリしてくれているけど,空気は和まず。

そんなんで,機内食での飲み物は,昨年の実家のお祭り以降,封印していた「ジントニック」。よっぱらって寝ようと思ったけど,1杯で止める。せっかく買った文庫本が面白いし,こんな気持ちを酒で紛らわすのは酒がかわいそうだ。機内食はチキン。温めすぎでパスタが乾燥パスタに戻っていた。半分食べてやめる。その後,眠くなって,バンクーバーまで後2時間というところで起きた。

バンクーバーに到着したら,入管前が人で埋め尽くされている。動かない。それでも,どうにか通過,乗り換え。乗り換え時の検査で,検査官のおばちゃんに 「水物はかばんに入っていないか?」 と言われて 「持ってない」 と答えて悠々と進む。が,成田でアンパンとともにエビアンを買って突っ込んであったことを忘れた。そして,検査にひっかかり,態々 「さっき私はあんたに水を持っていないか聞いた。持ってないといったじゃないか」 と振ってくる。それも,一切の笑顔無し。「すんません。忘れてました」と笑って誤魔化しても空気和まず。

乗り換え搭乗口に到着したら,搭乗開始時間を過ぎていた。が,まだ始まっておらず。小走りにきたのを見た中華系のおばちゃんが 「日本人二人を放送で呼んでいたよ,あなたじゃない?」 と声をかけてくれる。その放送はさっき聞いていて違うことを知っていた。「ボクはビクトリアに行くので,行き先違うし,名前も違ったよ」 というと 「それなら良かった」 とニッコリしてくれる。これだよこれ。キレル社会を追放するには。

道中,嫌なことが様々あったけど,最後の最後が救われた。終わりよければ全てよし。そして,あの娘の電磁波攻撃で飛行機が墜落して死なずにもすんだ。嫁さんからの羽田での約束は守ることができたのであるし。



あ。忘れてた,インフルエンザ。。。明日以降わかるだろうし,死にはしないだろう。。。きっと。

3 件のコメント:

  1. お帰りなさい。
    寂しくなったらご飯食べにおいで~。
    ビールもあるぞ。

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  2. 無事に着いたなら良かったです。

    ゆくゆくは、智啓くんが、非常識な人間に4番の選択肢が実行できるようになるときがくることを楽しみにしてまーす。
                      ひで&たか&つむ

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  3. 無事についたものの、どっと疲れています。

    仕事に熱心なのに(嘘)、残念なほど意欲がありません。

    所謂、時差ぼけですかね。

    今週はゆっくり休みます。

    あっ、念力疲れかも。。。

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