無事に着いたといえばその通り。「安全のために」我々は降ろされた。しかし、一瞬「整備不良ではないか」と心の中で呟いていた。しかし、しかし、このパイロットの判断は正しいのである。何かあっては遅いのである。ワタシみたいな乗客の余裕の無さが、遠因となってJRの事故が起ったとワタシは思っているのにである。情けない。隣の席の女性が、明るい顔で「安全が一番なんだからラッキーね」と笑顔でワタシに話しかけてきて、その通りだと思った。
代わりの便をあてがわれて、搭乗口が変更され、長い距離を歩かないといけなかったのだけど、その女性は、二人の子連れのお母さんの子供の相手をし、その荷物を持ってお母さんを手伝ったりしていて、素敵であった。ワタシはスタスタ歩いて、そんなことには全然頭が回らなかった。あぁいうことが、自然にさらっとできる人になりたいと思うのだが。。。
Biloxi着陸後、アテンダントのアナウンスが洒落ていて「Local time is “late”」。洒落で切り替えし、その洒落に乗客が拍手で応える。なんとも洒落ているではないか。中には苛立っている人もいたけど、数人であって、それ以外は明るく怒りもないようだった。
Victoriaとは2時間の時差。今朝は何時もの起床時間6時にあたる、8時に自然に目が覚めた。一先ず、展示会場まで行ってみようということで歩く。片道1時間半であった。予想通り。
ビーチに沿った歩道をただひたすら歩く。ビーチは白砂に覆われ、その粒子は非常に微小。見た目より締まっていて、歩いても足が沈むことは無かった。こんなに綺麗なのに、ほとんど人気が無いのは信じられない。
そして、広がるメキシコ湾には、石油掘削の櫓が点在していて、オイルマネーを感じる。が、ここBiloxiの街は、どうも寂れている。石油の産出量も低下し、経済的に潤いが無くなったからではないのだろうか(推測)。そこを、カジノを取り入れて観光で盛り上げようとしているのだろう。東京の殿様知事が喜びそうなモデル。寂れた熱海の雰囲気を感じる街だ。
カジノは到着した深夜に盛り上がりを感じたが、それを見学する余裕はなかった。朝の散歩出発の10時頃、ふらっと見回ったが、爺さん、婆さんが興じていたのが目立った。平均年齢は高め。隣のHard Rockはどうなのか気になる。雰囲気は、想像とは逆に「見た目、落ち着いた感じのパチンコ屋」といった感じ。ほとんどがスロット。少しだけ「親」の居るカードゲーム。体格の良い人が目立つこと、目がどろっとしているところは、そこらじゅうに掲げられている「明るい顔した広告写真」とは異なる。見学も余り面白くなかった。近くにATMもあって、日本のパチンコ屋+サラ金という構図と同じである。これでも街に金が落ちればいいということか。なんだか切ないモデルであるなぁ。誰が幸福になって、誰が不幸になっているか。考えれば容易に想像できるのだけど。
ここのホテルは無線LANが無いという。そして有線が有料で、しかもケーブルを10ドルで買えという始末。昨晩フロントで散々粘ったが埒が空かなかった。そこで、近くでカフェ、もしくは、マックを探そうと思っていた。そこらには無料のアクセスステーションがあるのが定番なので。そしたらホテル内に無線LANの使えるカフェがあった。昼、そこでコーヒー一杯で1時間半程、メイルやらニュースを確認。満足。カフェのそばに行けば、買わずしてネットに繋げるということもわかった。フロントは、一切この中に無線LANのポイントは無いの一点張りであった。ふざけてはいけない。あるじゃん。
その後、暇なので街を散策。朝と逆方向に。途中とっても気になる美術館があったが、改装中なのか、新装中なのか、工事中であった。その建物が突飛で面白そうだったのだけど、残念。
途中、ビーチで手作り結婚式を挙げていた。白砂のビーチに椅子を並べて、手作りのお飾りで、みんなビール片手に祝っていた。とても素敵であった。こういう祝福もいいなぁ。と思った。
どうせ一人なので、適当にご飯になりそうなものと、ビールを買って夕飯。わびしいけど、外で一人で食うよりはマシ。
明日は展示会場の準備。無事、荷物が届いていることを祈る。
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